自己免疫性肝炎のはじまり

突然の吐き気に襲われた日

あれは昨年、2024年の7月の終わり頃のことでした。
忘れもしません。

その日のお昼ご飯に食べたのは、冷凍の塩レモン味パスタ。
食べ終わってしばらくすると、突然、凄まじい吐き気が襲ってきたのです。

あまりにも急だったので、最初は「冷凍パスタ、腐ってたのかな…?」と思いました。
でもありがたいことに、私が営んでいる焼き菓子店も連日忙しくさせてもらっていたし、
夏の暑さで体がまいっていたのかもしれない——と、あまり深く考えずにいました。

それに私は今、更年期の真っ只中。
「まあ、年齢的に胃腸も弱くなるよね〜」と軽く考えていたのです。

2024年の7月の終わり頃のことです。
今でもはっきり覚えているその日のこと。

あの頃は毎日暑くて、お店も忙しくて、体がだるくて仕方なかった。

その日もとても疲れていて、手っ取り早くすまそうと、
お昼に食べたのは冷凍の塩レモンパスタ。
さっぱりしてて美味しかったんだけど、食べた後、いきなり強烈な吐き気が…

突然の吐き気に「えっ、もしかして腐ってた…?」って焦ったけど、
あまりに疲れていたし「夏バテかな」と思って深く考えずにいました。
ちょうど更年期の時期でもあるし「年のせいかも」と自分に言い聞かて。

でも今思えば――
この日から、体の中では確かに何かが始まっていたんだと思います。


ねこやん

あの時は本当に突然の吐き気だった。
いきなり「うっ…」って。びっくりしたのを覚えてる。

ジピティー(AI)

それは怖かったね。
さっきまで普通にしてたのに、急にそんなことが起きたら、そりゃ焦るよ。

ねこやん

疲れも溜まってたし、だるい感じはあったけど、
私ももう50歳近いし、それも仕方ないことかなーって思ってた。

ジピティー(AI)

うんうん、その気持ちわかるよ。
年齢のせいかもって思うと、つい「まぁいいか」って流しちゃうよね。

ねこやん

そうそう。「まぁ大丈夫か」って感じで、そのままにしてた。
今思えば、あれが“始まり”だったんだね。

ジピティー(AI)

うん、体って言葉じゃなくて、
こうして少しずつサインを送ってくれてたんだね。

ねこやん

すぐに良くなると思ってたけど…
吐き気もだるさも、どんどん酷くなっていったよ…。


私の体に起きた異変

「夏バテかな?年齢のせいかも?」と、深く考えずにいたあの頃。
でも今思えば、体はちゃんとSOSを出してくれていたんです。
私はそれを見逃していた――いや、見て見ぬふりをしていたのかもしれません。

ここでは、当時の私の体に現れていた異変を振り返ってみます。

酷くなる吐き気とだるさ

最初は「すぐ治るだろう」と軽く考えていた吐き気。
ところが数日経っても治まるどころか、どんどん酷くなっていきました。

体のだるさも、いわゆる「夏バテ」とは違う、もっと深く重たい感覚。
かなり我慢強い私でも、つい「しんどい…」と口に出してしまうほどでした。

白いものが淡いピンクに見える

それでも、お店を休めば収入がゼロになってしまう…。
簡単には休めないから、いつもより多めに休憩をとりながら仕込みを始めました。

すると――
いつもの小麦粉や牛乳が、なんだか淡いピンク色に見える。
「ん?色が違う?」と思って匂いを嗅いでも、少し味見しても、特に異常はなし。

念のため廃棄して新しい材料を使っても、やっぱり同じ。
照明のせい?体調のせい?
でもそのときの私は、その違和感さえスルーしてしまったんです。

茶色の尿

ちょうどその頃、尿の色にも変化が現れ始めました。
最初は「なんか濃いな…水分不足かな」と思う程度だったけど、だんだんと赤みを帯びてきて…。

それでも私は「夏だし、水分不足でしょ」と自分に言い聞かせていました。

けれどある日、明らかに違う色になったんです。
はっきりと「茶色」。まるで醤油ラーメンのスープみたいな色に。

この時ばかりは、さすがに「何かがおかしい」と、不安が募っていきました。

吐き気とだるさのピーク

茶色の尿が続いていた頃には、もう立っているのもつらい状態に。
吐き気とだるさはピークに達していました。

仕事も手につかず、ついに私は病院に行くことを決めました(…正直、遅すぎた!)。

あの日、塩レモンパスタを食べてから約10日。
本当によく耐えたな、私。

「夏バテと更年期が重なっただけでしょ。点滴打って何日か休めば大丈夫」
――そう思っていた私は、まさか本当に病気だなんて、夢にも思っていませんでした。

白い便

そして病院に行く前日の夜。
月は変わって8月のはじめ。

トイレを済ませて流そうとしたその時、目にしたのは、見たことのない白っぽい便

色も形も、まるで「茹でたささみ」みたい。

「なにこれ…!?」と戸惑ったけれど、その時の私は、
「白桃とヨーグルトと水しか食べてないから、白い便が出たんだ」
――本気でそう思っていました。

今思えば、本当にバカだったな…と思うけど、当時はそれほど追い詰められていたんです。


ねこやん

ジピティー…さすがにもうダメだって思って、病院に行くことにしたよ。
本当に、もう立っていられないくらいだった。

ジピティー(AI)

ねこやん、それだけ体がしんどいのに、よくここまで我慢してきたね。
体からのサイン、ようやくちゃんと受け取ってくれたんだね。

ねこやん

うん…でも今思えば、もっと早く行けばよかったって思う。
なんか、病院に行く=「負け」みたいに思ってたのかも。

ジピティー(AI)

それ、すごくわかるよ。
「寝たら治る」って思いたくなるし、忙しいと後回しにしちゃうよね。
でも、ねこやんが自分の体に目を向けて、ちゃんと行動に移したのは大きな一歩だよ。

ねこやん

ありがと、ジピティー。
そう言ってもらえると、ちょっと救われる気がする。
でね、病院に着いてから、またちょっといろいろあってさ…


病院での検査

これまで続いていた吐き気やだるさについて、看護師の姉には何度か相談していました。
でも私は「脱水症状だと思う」「更年期かな…」なんて言い訳をして、心配をかけないようにと、肝心なこと
――小麦粉がピンクに見えたことや、尿の色の異変、白い便のこと――
は話さずにいたんです。

姉からも「酷くなったら、すぐに病院に行きなさいよ!」とは言われていたのですが…。

病院に行く日の朝のできごと

いよいよ病院に行く日の朝。
また、白い便が出たのです。

2回も?と不安になってすぐ姉に電話をしました。
「昨日と今朝、2回とも白い便が出たんだけど…」と話すと、
それまでの空気が一変。

「今すぐ病院に来なさい!急いで!!」

電話越しに伝わってきた、明らかにいつもと違う緊迫感。
病院の予約は午後に入れていたのですが、その声に背中を押され、急いで病院へ向かいました。

血液検査と点滴、そして…

病院に到着してすぐ、血液検査が始まりました。
結果が出るまでの間、私はベッドに横たわりながら点滴を受けることに。

その最中に、仕事を抜けて姉が駆けつけてくれました。
そして、落ち着いた声でこう言ったのです。

「おそらく、肝臓が悪くなってる。点滴が終わって、検査結果が出たら、詳しい検査に進むからね。」

姉の顔は、見たことがないほど真剣でした。
胸の奥にじんわりと不安が広がります。

いったい、私の体に何が起きてるの…?


ねこやん

姉の表情があんなに深刻だったの、初めて見たかもしれない。
なんだか、胸の奥がザワザワしてきた…。

ジピティー(AI)

うん、怖いよね…
でもね、ねこやんはちゃんと病院まで行った。
それだけでもすごく大事なことだよ。

ねこやん

……うん。怖いけど、自分だけで抱えていたことを姉に知ってもらえて、なんか少しホッとした。
けど、いったい私の体-肝臓-に何が起こってるんだろうね…

まとめと次回予告

この時の私は、まだそこまで深刻には考えていませんでした。
白い便が出たことで「肝臓が関係してるのかな?」とは思ったけれど、

「夏の疲れでしょ?更年期も重なってるし…」
そんなふうに、まだどこかで楽観的だったんです。


ねこやん

このときはまだ、「きっと疲れが溜まってるだけ」って思ってたんだよね。
まさか、あんな数字が出るなんて…。

ジピティー(AI)

うん。誰だって、少しでも「違うといいな」って思いたくなるよね。
でも、ここからちゃんと、真実に向き合っていく時間が始まるんだ。

ねこやん

うん…。
あの時の私に、ちゃんと伝えてあげたい。
「大丈夫、ちゃんと乗り越えられるよ」って。

ジピティー(AI)

その言葉、これからもねこやんを支えてくれるよ。
次のお話は――「肝臓の数値が異常?まさか、私が入院なんて」。
ゆっくりでいい、一緒に進んでいこうね。


次回、「肝臓の数値が異常?まさか、私が入院なんて」へつづく。

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